皮膚炎をもたらす身近な植物

皮膚科

そのものにアレルギーを持つ人にだけおこる

日常生活のなかでかぶれをおこしやすいもの

ウルシ(ウルシ科)

好発時期:春~秋
ウルシとツタウルシに過敏な人は、そばに近づくだけでかぶれることがある。ウルシに触れて1〜2日後からかゆみを伴う赤み、ブツブツ、水ぶくれなどを生じる。

漆器(ウルシ)

充分に乾燥していない漆器などの工芸品にふれると、かぶれることがある。

ハゼ(ウルシ科)

好発時期:春~秋

ウルシの仲間。季節に関係なく、木や枝の切り口に触れるとかぶれる。

ギンナン・イチョウの葉(イチョウ科)

好発時期:10~11月

ギンナン果皮に含まれているかぶれの成分は「ウルシかぶれ」の原因物質と化学構造が似る。
ウルシでかぶれる人はギンナンにもかぶれることがあり、葉でもかぶれを起こす。

サクラソウ(サクラソウ科)

好発時期:2~4月

トキワザクラ(オブコニカ)によるかぶれが多い。原因物質は葉や茎に生えている毛に含まれている。

マンゴー(ウルシ科)

好発時期:3~6月

果実に含まれるウルシ類似成分(マンゴール)によって、汁がつきやすい口の周囲に皮膚炎を生じる。 マンゴーにかぶれる人はウルシ、ギンナン、カシューナッツにもかぶれやすい。

大量に接触している人にかぶれをおこしやすいもの(職業性)

菊(キク科)

好発時期:5~9月

栽培業者や取扱業者のように大量に扱っている場合に起こりやすい。

紫蘇(シソ科)

好発時期:6~9月

菊と同様、栽培者に多い。かぶれの原因物質はゴムやビニールの手袋をはめても通過する。

レタス・サニーレタス(キク科)

好発時期:夏~秋

栽培農家に多いが、販売業者や調理師は季節を問わず被害にあう。切り口から出る白い乳液が原因物質である。

玉ねぎ(ユリ科)

調理師などに多くみられる。刃物を持たない(利き手の反対の)手の指に起こりやすい。

アルストロメリア(ヒガンバナ科)

好発時期:5~11月

栽培農家や花屋など、扱う頻度が高い場合に起こりやすい。チューリップの球根にも同じかぶれの原因物質が含まれている。

ミズゴケ(ミズゴケ科)

好発時期:春

園芸材料であるミズゴケは、ラン科植物、湿地性植物の用土として使われることが多い。これらの植え替え時期にかぶれも起こりやすい。

シクラメン(サクラソウ科)

好発時期:12~3月

葉や茎の汁に触れてかぶれる。

ダリヤ(キク科)

好発時期:春~夏

触れて起こる場合と、触れたところに日があたって起こる場合がある。

ケヤキ(ニレ科)

生木によるかぶれの報告はなく、材木によって起こる。

かぶれを起こしやすい精油

ラベンダー油(シソ科)

アロマテラピーの流行により、最近被害が増えている。

ハッカ油(シソ科)

肩こりなどの幹部に塗られることがあり、濃厚なものを直接塗るとかぶれやすい。

ヒマシ油(トウダイグサ科)

軟膏や化粧品の原料になっており、その成分が含まれている口紅でかぶれたケースが多い。

アレルギーの有無にかかわらず、刺激によって起こる

機械的な刺激によってかぶれる

山芋(ヤマイモ科)

皮をむくときや、トロロを食べた後に手指や口の周囲がかぶれる。
山芋(根茎)に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶が皮膚に突き刺さって症状を起こす。

キダチアロエ(ユリ科)

火傷などの治療にゼリー状の葉肉を貼付したときかぶれる。
葉肉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶が主な原因である。

パイナップル(パイナップル科)

主な原因は果肉・果汁に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶により、口の周囲にヒリヒリ感や赤みを生じる。

キウイ(マタタビ科)

果実内に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶によって口の周囲にヒリヒリ感や赤みを生じる。皮を素手でむいた場合にも多く見られる。

桃(バラ科)

小さなトゲと汁によって起こる。

タケノコ(イネ科)

小さなトゲと汁によって起こる。

サボテン(サボテン科)

トゲが刺さって皮膚炎が起こる。軽く刺さっただけでもトゲが刺さるサボテンもある。

化学的な刺激によってかぶれる

ニンニク(ユリ科)

好発時期:栽培農家では12~6月

栽培農家に多いが、玉ねぎと同様に調理師などに多く見られる。刃物を持たない(利き手の反対の)手の指先に起こりやすい。

センニンソウ(キンポウゲ科)

好発時期:秋~冬

葉をもんで汁を手首に塗るという昔からの風邪の民間療法で、塗ったところがかぶれる。

イラクサ

好発時期:夏〜秋

茎や葉の表面には毛のようなとげがあり、その基部にはアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体の入った嚢があり、とげに触れその嚢が破れて皮膚につくと直後に強い痛みやかゆみを感じ、赤く腫れる。

植物の汁がついたところに光が当たり、光毒性反応を生じて起こる

レモン(ミカン科)

顔面の美容パックをしたあとに日光が当たると、かぶれたり、シミができたりする。

イチジク(クワ科)

好発時期:夏~秋

切り口から出る白い乳液が付着し、日光が当たるとかぶれることがある。

アレルギーの有無にかかわらず、大量に食べると起こる

椎茸(キシメジ科)

生シイタケを焼く、煮るなど調理して食べたり、乾燥シイタケの戻し汁を多量に飲んだりすると、顔や手、腕、 背中に強いかゆみを生じることがある。

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